140字SS-sideM 3


からまないで


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 ガラの悪い連中が、片方が一人でいる所を取り囲み

脅迫行為をしてきました。

その後の展開について語りましょう。

 



「おいひ~」

 目の前の金髪美女は8個目のパフェを平らげている。

「ゆうひゃはま《勇者様》食べないの?」

 更に追加。

「お金ならあるわよ?」

 それは数時間前に自分にたかろうとしていたチンピラを凹って、逆に巻き上げた金でしょ?
 ツッコみたいが後が怖い。

 エリックは黙ってコーヒーを啜る。



節約


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 突然の金欠に節約生活をする2人について語りましょう。

 ※やや趣旨がズレています。

 



「と言うわけで1週間清貧生活ってのをすることになりました!」

 義兄《あに》の宣言に彼女は頭を抱えた。いきなり連れて来られた町外れの一軒家で1週間。いや無理絶対無理。

「お粥作って。で、いつもすまないねぇって言うから」
「それは言わない約束よ、と」

 ……それがやりたいだけに連れて来たわね!?



夜の二人


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 肌寒い夜に町中でばったり出会った時の2人の

その後について語りましょう。

 



「ソロネちゃんは露出多すぎるんだよ」
「このプロポーションを隠せって言うの? だいたい勇者様だって何よその鎧。金属は冷えるわよ」
「勇者に鎧は必須でしょ」

 そう言い争っていても寒さが和らぐわけもなく。

「仕方ないわ! そのへんの兄ちゃん襲って身ぐるみ剥ぐわよ!」
「なぜそうなる!」



はんぶんこ


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 好物の食べ物を2人で分けて食べ、

最後に1口残った時の2人について語りましょう。

 ※やや趣旨がズレています。

 



 よくあるよねこう言う構図。と言わんばかりに伸ばした双方の手が宙で止まる。

「ジャンケン」

 仲良く半分こ、と言う手もあるし、もしそうなったら小さいほうを選ぶくらいの紳士度は持ち合わせているつもりだが……。

「勝ったら奪う、負けたら防御。で、奪えたら勝ちね」

 クッキー1個に目がマジだ。



花火


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 花火大会やお祭りに行く2人について語りましょう。

 



 真っ暗な空に大輪の花が咲く。少し遅れて地を揺るがす音が響く。
 じっと見上げている横顔を盗み見して、半歩そばに寄って。今日は手つないでもいいかな、なんて思ったりし……。

「ウサギ!」

 ……て伸ばした手はあっさり空振った。

「星! あ、次はブタだぁ!」

 ま、いいか。笑顔が見れたことだし。



吸血鬼


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 捕食者と被食者の関係になった2人

(吸血鬼と人間など)について語りましょう。

 



 何か思いついたのだろうか。見下ろす彼女に不穏なものを感じる。

「あたし今日から吸血鬼になったから」

 その勝ち誇った目は何だ。いや、と言うことは僕の血を吸うつもりか?
 あぁまた1人の女性を惑わせてしまった。僕って罪。

「じゃ、イケメンGETして来るわね!」
「え? 僕じゃないの!?」



遊びだったんだよ


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 どちらかが、なにかしらの事情で

「君とはただの遊びだったんだ」と相手に言った場合

どうなってしまうかについて語りましょう。

 



「遊びだったんですけれど」

 相手は冷笑を浮かべて見下ろしている。
 なによ。あんたは遊びのつもりでもあたしは本気だったわ。
 寝ても覚めてもあんたのことを考えて。なのに。

「次はこれ!」
「何度もやってもお小遣いの前借りは許可できません」

 トランプを突き出すあたしに執事は溜息をつく。



能力覚醒


 

 創作タグbox(@sousaku_motif)様より

 #うちの子に一つ余計な能力を付けてみた

 



「ほら、字を書くとピカーって光るボールペンがあるでしょ?」

 彼女は真顔で言う。

「そんな感じで書くと頭が光るようになったの!」
「へぇ、夜道で便利になったね」

 素直に感心する兄と得意げな妹を見て。
 ツッコむべきだろうか、との葛藤が渦を巻く。



帰省


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 お正月での2人について語りましょう。

 



 帰省3日目。

「なんで年末年始に実家帰らなくちゃいけないのさ」

 タイを緩めながら主人がぼやく。夜会嫌いは承知しているが恒例行事だ。仕方ない。

「……そう仰る頃だと思って荷物まとめておきましたよ」
「GJ《グッジョブ》!」

 躊躇《ちゅうちょ》なく窓枠に足をかける主人に、育て方を間違えたかな、との思いがよぎった。



無人島生活


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 無人島や雪山などで遭難した時の

2人について語りましょう。

 



 火はおこせる。
 氷があるから食料保存も可能だし、溶かせば真水も確保できる。
 田舎育ちで食べられる野草も知っているし、養成学校で応急手当も習った。
 その気になれば鳥だって呼び寄せられるし、まずその前に羽根がある。

「予想外に最強タッグですね」
「ここまで完璧だと面白みもないよね」



別れましょう


 

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 どちらかが、なにかしらの事情で

「別れてください」と相手に言った場合

どうなってしまうかについて語りましょう。

 



 問うたところで答えてはくれない。ただ真っ直ぐに目を見て、あなたは悪魔の呪文を繰り返す。
 目を逸らすなり声が震えるなりしてくれればまだ救いがあるものを、毅然として、それが正しいと言わんばかりの顔をして。

 それで、わかりましたと引く男だと思っているのなら。……教え直して差し上げます。



ダンスパーティー


 

診断メーカー(http://shindanmaker.com/169048)様より

 ダンスパーティーに参加することになった

2人について語りましょう。

 ※BLです。

 



「ダンスパーティーと言うのは男女ペアが基本です」

 ドレスを手に私は獲物を壁際にまで追い詰めた。

「だったらお前が着たら!?」

 無茶を言う。185cm男の女装など誰が見たいと言うのだ。どうせ見るなら可愛いほうがいいに決まってる。

「お似合いですよ」

 そう言ったら腹に蹴りが刺さった。